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XM スプレッド 勝てない

FX取引において「スプレッド負け」は、多くのトレーダーにとって避けたい課題の一つです。特にXMのような海外FXブローカーでは、スプレッドが国内業者に比べて広いと感じる方も多いでしょう。

このスプレッド負けによって、せっかくの利益が少しずつ削られていく状況は、トレーダーとして非常にストレスフルなものです。

しかし、スプレッドが影響を及ぼしているからといって「勝てない」と感じるのは少し早いかもしれません。

スプレッドは避けられないコストではありますが、それを超える利益を狙える戦略を駆使すれば、XMの環境でも十分に勝ち続けることは可能です。

このスプレッド負けという壁を乗り越えるために必要なのは、しっかりとした戦略とリスク管理の知識です。

本記事では、「XMのスプレッドでは勝てない」という悩みを抱えるあなたに向けて、スプレッドを含めても利益を上げられる実践的な戦略や取引のコツをご紹介します。

スプレッドの壁を乗り越え、XMでの取引をより有利に進めるための具体的な方法を知り、FXでの収益を向上させましょう。

スプレッドを理解する:なぜスプレッドが問題になるのか

FX取引において、スプレッドは売値(Bid)と買値(Ask)の差を指し、トレーダーにとっては実質的な取引コストとなります。

このコストはエントリーした瞬間に発生し、エントリーしたポジションがスプレッドの幅分、利益からマイナスされる形で反映されます。

つまり、スプレッドを含めてプラスに転じるには、価格が一定以上動かなければならないのです。

XMにおけるスプレッドの特徴

XMでは、取引通貨ペアや口座タイプに応じてスプレッドが異なり、特にスタンダード口座やマイクロ口座では、スプレッドが変動するタイプが一般的です。

一方、ゼロスプレッド口座も用意されており、こちらではスプレッドがほぼ0に抑えられる代わりに手数料が発生します。

変動スプレッドのメリットは、流動性が高い時間帯にはスプレッドが狭くなる一方、ニュースや経済指標発表時などのボラティリティが高まる時間帯では一時的にスプレッドが広がる点です。

スプレッドが取引損益に与える影響

スプレッドが取引において「問題」と感じられるのは、特に短期取引やスキャルピングを行うトレーダーにとって、利益がコストに食われやすいという点です。

たとえば、XMでのスプレッドが2PIPSだった場合、エントリーした瞬間に2PIPS分がマイナスになります。この状態から利益を出すには、少なくとも2PIPS以上の価格変動が必要です。

これが頻繁に起きると、スプレッドが次第に収益を圧迫し、トレーダーの利益を削り取ってしまう要因となるのです。

スプレッドと勝率の関係

スプレッドは取引ごとに発生するため、頻度が高いほど負担が増します。特にスキャルピングのような1PIPSや2PIPSといった小幅な利益を狙うトレードでは、スプレッドが利益を上回るリスクが高まります。

一方で、中期や長期のトレードでは、10PIPS以上の価格変動を狙うため、スプレッドの影響が相対的に小さくなるのが特徴です。

したがって、スプレッドを含めた取引コストが、全体の取引収益にどれだけの影響を及ぼすかを理解することが、スプレッド負けを避けるための重要なステップとなります。

XMのスプレッドに悩む読者のために、次のセクションではスプレッドの影響を超えるための具体的な戦略やトレードスタイルについて詳しく解説します。

スプレッドを「避けられないコスト」として捉えた上で、それを超えるための知識と対策を身につけましょう。

スプレッドを超えるための戦略のポイント

スプレッドを超えるための戦略で最も重要なのは、過去のチャートを活用し、どこでエントリーし、どこで決済すればスプレッドを上回る利益を得られるか、そのポイントを見つけ出すことです。

なぜこの過程が重要なのかというと、スプレッドを含めて利益を上げるポイントが過去のチャートから発見できない限り、リアルタイムに動く相場で同じポイントを見つけるのはほぼ不可能だからです。

たとえばプロゴルファーがシミュレーターでスイングを磨き、パイロットがフライトシミュレーターで操縦を練習するように、トレーダーも過去チャートを利用してエントリーと決済の研究をする必要があります。

この練習を怠っては、安定して勝つことは難しいでしょう。

過去のチャートを使い、「ここでエントリーし、このタイミングで決済すれば勝てる」という仮説を立て、その仮説をリアルタイムの相場で小さなポジションを用いて検証していく。

このプロセスを繰り返すことで、スプレッドを超える戦略は「実際に利益を生み出すトレード」へと進化し、やがてトレーダーに安定した収益をもたらすようになります。

移動平均線を使って利益を狙う売買戦略

XMのスプレッドは、スタンダード口座のUSD/JPYだと平均2.0PIPSです。

これを超える利益を出せる場所をチャートから探し出すには、その時の相場や地合いにも左右されるので断言はできませんが、5分足・15分足・30分足・60分足を使うと10PIPSを超える利益を狙いやすくなります。

では、実際に過去チャートからどうやって10PIPSを超えるポイントを探し出すのか?その方法をチャートを使って説明していきます。

説明に使う時間軸と移動平均線は

60分足チャート
12高値移動平均線
12安値移動平均線
48移動平均線

この4つです。

なぜこの4つを使うのかと言うと、上手くトレンドを捉えた時、100PIPSを超える大きな利益を出せることもあるからです。

では、2024年11月6日から11月8日にかけての60分足チャートを見てみます。

①のローソク足と②のローソク足に注目してください。

①のローソク足(陽線)は、高値移動平均線を上に突き抜けてます。

②のローソク足(陰線)は、安値移動平均線を下に突き抜けてます。

チャートから言えることは、ローソク足が高値移動平均線より上に突き抜ける陽線が出た時、ローソク足が安値移動平均線より下に突き抜けた陰線が出た時、10PIPS以上の利益を狙えるチャンスが来るということです。

上の画像のチャートを見てもらうと分かる通り、①の陽線が確定した時に買い注文を入れて、②の陰線が確定した時に決済注文を入れていれば、140PIPSの利益が出ていたことになります。

この戦略の利点は、高値・安値移動平均線の2本の移動平均線を波に見立てることで、トレンドが切り替わるポイントが非常に分かりやすく、初心者でも仕掛けどころが一目瞭然であるという点にあります。

ルールを明確にすると以下の通りになります。

確定した陽線が、高値移動平均線を上に突き抜けたら買い
確定した陰線が、安値移動平均線を下に突き抜けたら売り

です。

非常にシンプルな戦略ですが、過去チャートに当てはめて実際に利益が出るかどうかを確認してみてください。勝てる戦略であることに気付くはずです。あとはこの戦略を用いて取引をすれば勝てるようになります。

スプレッド負けを回避するためのトレードスタイル

スプレッドの影響を最小限に抑えるためには、取引のスタイルを見直し、自分に合った戦略を選ぶことが重要です。ここでは、スプレッド負けを回避するためのトレードスタイルのポイントをいくつかご紹介します。

中期・長期トレードで大きな利幅を狙う

スキャルピングや短期トレードは、スプレッドの影響が大きくなりがちです。頻繁な取引を行うため、スプレッドのコストが積み重なり、結果として利益を削ってしまうことが多くなります。

そのため、デイトレードやスイングトレードのように、中期から長期にわたるトレードにシフトすることで、1回の取引で狙う利幅が広がり、スプレッド負けのリスクが軽減されます。

大きな価格変動を狙うため、スプレッドの影響が相対的に小さくなり、収益の安定が期待できます。

XM KIWAMI極口座を活用する

スプレッドの影響が特に大きくなるスキャルピングやデイトレードのような頻繁な取引を行う場合、XMが提供するKIWAMI極口座を活用するのも一つの選択肢です。

この口座では、スプレッドがゼロに近く抑えられるため、エントリー時のコストを軽減できます。また、手数料も無料であるため頻繁にトレードが行えるメリットもあります。

XMの追加口座開設方法について記事をまとめていますのでKIWAMI極口座を開設される場合は参考になさってください。

XM ゼロ口座を活用する

XMのゼロ口座は、片道手数料が5USDが必要になりますが、XMの口座タイプの中で最も狭いスプレッドで取引を行う事が可能です。ゼロ口座を活用することでスプレッド負けを減らすことが可能になります。

XMの追加口座開設方法について記事をまとめていますのでゼロ口座を開設される場合は参考になさってください。